実体験

イライラしなくなる具体的な考え方【実体験】

こんにちは、みなとです

みなさんいかがお過ごしでしょうか

最近、イライラすることはありませんか?

少なからずあると思います

そしてイライラする自分が嫌になってきませんか?

そんな方に朗報です

そのようなしんどい思いをせず、穏やかに生きる方法があります

みなと

それは「他人を許せない”仕組み”を知る」ことです

人間はそもそも対立する生き物みたいです。すぐに自分の正義を振りかざし、他人と比べます

まずはその事実を知ることが、穏やかに生きるために必要なことだと思います

この記事はこんな人にオススメ!

  • すぐイライラしてしまう人
  • イライラしたくない人
  • 穏やかに生きたい人
  • 他人を許せない自分が嫌な人

はじめに

僕が、日々のイライラを減らすことが出来た本を紹介します

その本は、脳科学者の中野信子さんの『人は、なぜ他人を許せないのか?』です

とはいえ

とはいえ、イライラが減るなんてあり得ない

そう思いませんか?

確かにイライラがゼロになることは不可能だと思います

しかし、考え方次第で必要以上にイライラすることは減らせます

この本は、脳科学の視点から人間がなぜイライラしてしまうのかを分かりやすく解説してくれています

これから、僕がどうやってこの本と出会い、何を学び、どう変わったのかをお話しします

日々のイライラから解放されたい人や、自分自身は他人をイライラさせたくないと思っている人が

一歩でも穏やかなに日々に近づけるキッカケになれば嬉しいです

実体験

なぜこの本を手に取ったのか

僕は用がなくても本屋さんに行くことがあります

そこで、いくつか立ち読みして”いいかも”と思ったら購入します

当時、僕は誰かに腹を立てていたわけではないと思いますが、タイトルに惹かれ

これは人間なら誰もが経験し、悩むテーマのような気がして

答えが知りたくなって購入したことを覚えています

この本で学んだこと3つ

正義中毒

人の脳は、裏切り者や、社会のルールから外れた人といった、わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるようにできています

(人は、なぜ他人を許せないのか?,はじめに,p5)
みなと

まずこの事実を知って驚いたと同時に、少し悲しい気持ちになりました

快感の正体は、脳の快楽中枢が刺激されることで放出するドーパミン(快楽物質)でした

人は、他人に「正義の制裁」を加えると快楽中枢が刺激され、ドーパミンが放出するという流れみたいです

だから人は常に快楽を求めて、攻撃対象を探しており、決して他人を許せないようになるとのこと

つまり、快楽を求めて攻撃するのをやめられない状態になってしまうことを中野信子先生は「正義中毒」と呼んでいます

脳の衰えのサイン

人間の脳は、衰えていくもので、その現実から逃れることはできないみたいです

その脳の中でも「前頭前野」の衰えが正義中毒を招く要因の一つとのこと

そして、前頭前野が衰えているかどうかは、あるサインでわかります

そのサインは「昔は良かった」という気分に頻繁に浸ること

例えば、昔の歌や作品ばかりを楽しんだり、新しい人と知り合うよりも、昔の知り合いとの再会を好むなどの傾向が出てきたら、前頭前野の衰えを疑うサインだそうです

みなと

サインの全てが当てはまる訳ではないと本書では書かれています

よく、職場の上司が「昔は良かった」と発言しているのを耳にすると思います

しかし、驚いたことがありまして、それは僕の友達(現在25歳)が「昔は良かった」と頻繁に言っているのです

例えば、「俺らの時代は・・・」や「今の学生たちは・・・」といった感じで、僕たちが生きた時代を正当化したいのかわかりませんが会うと必ず言っています

友達の脳が衰えているかどうかは分かりませんが、脳が衰えるのは年齢を重ねてからだと思っていたので、若くても衰えていく可能性がありそうで、気を引き締めないといけないと思いました

正義中毒に陥らないためのカギは「メタ認知」

正義中毒にならない若しくは乗り越えるためには「メタ認知」が必要なんです

みなと

常に自分を客観的にみることを習慣付けることが大事

このメタ認知ができない人は、他者に共感したり、他者目線で物事を見たりができないと同時に、自分自身が置かれている状況も把握できないみたいです

そして、このメタ認知能力は育てることができます

それは「いい出会い」が育ててくれる

つまりは、環境因子が大きく影響するということ

人生において、若い頃、特に20代ぐらいの時期に付き合いのあった人、尊敬していた人の影響が大きいのは、こうした背景があるからで、メタ認知のできる人と若いうちに出会うことは大きなメリットがあります

(人は、なぜ他人を許せないのか?,第4章「正義中毒」から自分を解放する,p206)

前頭前野が発達し完成するまでに30歳ぐらいまでかかるそう

みなと

つまり、30歳ぐらいまでは周囲の環境から影響を受け続けるということですね

実践(実行)したこと

居心地の悪い環境に身を置く

人を許せなくなる原因はザックリいうと「許す」ために必要な「前頭前野」が加齢に伴って萎縮してしまうからです

そして、脳が年齢によって衰えていくのは逃れられない事実でもあります

しかし、中野信子先生は「脳科学の観点から脳を衰えにくくする方法や習慣は存在する」とおっしゃっています

そして僕が試した方法が”居心地の悪い環境に身を置く”です

日常的に合理的思考、客観的思考ができるようなクセをつけておく、あるいはそうせざるを得ない状況に身を置いておくと、前頭前野は鍛えられ、衰えを抑制することが期待できる

(人は、なぜ他人を許せないのか?,第4章「正義中毒」から自分を解放する,p178,)

実際には、職場で「ちょっと無理かも」と思うような仕事を自ら申し出てやったり、職業人講話の講師を承諾したりしました

みなと

職業人講話をするにあたって学んだことを書いています。よかったらご覧ください

みなと

余談:オメガ3脂肪酸を摂る

脳を健康にし、特に前頭前野の働きをできるだけキープするには、オメガ3脂肪酸が欠かせないとこの本には書かれていましたので、オメガ3脂肪酸(DHA)をサプリで摂取しています。ブリ、イワシ、サバなどの青魚に含まれているみたいですね。積極的に魚も食べています(笑)

みなと

魚を食べると頭が良くなる歌は事実を歌っていたんだ

自分はどう変われたのか

腹が立たなくなった

実感としてあるのは、イライラすることが減ったことです

理由は、許せなくなる原因を知ったからだと思います

例えば、正義中毒者になると、脳内ではドーパミンが分泌するそうです。これは快楽を司る物質で、つまり自分の基準にそぐわない人を叩けば叩くほど快感が生まれるようになっているんです

このことを知ったので、実際に正義中毒者を前にしても「快感を求めているから仕方ないよね」って思えています

このお陰で、知らない時よりも正義中毒者に対して割く時間が短くなりました

そして今までは、正義中毒の人に対して腹が立っていたけど、自分も知らぬ間に正義中毒になっている可能性があることも知りました

自分が正義中毒者にならないようにするためにもまずは「原因を知る」ことは重要だと感じます

現在は、自分が正義中毒者にならないように「自分のモノサシ」と「他人のモノサシ」を区別するようにしています

生きていれば「この人と価値観が合わない」と思うことがあります

その価値観が“モノサシ“だと思っていて、例えば「この人はにを言っているんだ?」や「それは間違っている」と思ったとしても、それは自分のモノサシで見た結果に過ぎなくて、相手のモノサシでは「正しい」ことになっているだろう

みなと

そう思えると、ある程度のことは受け入れられるよいうになり、イライラすることもかなり減りました

最後に

僕はこの本と出会ったおかげで、他人にイライラしてしまうストレスから解放された日々を送ることが出来ています

そもそも人間の脳は対立するようにできているということを知ったことが凄く大きいと思います

そして、常に自分を客観視する習慣がつけば、正義中毒に陥り、他人を傷つけずに済みます

この記事を読んで、少しでもイライラが減り、穏やかな日々を送れる人がいてくれたら嬉しいです

ありがとうございました