こんにちは、みなとです
みなさんいかがお過ごしでしょうか
ところで、自分の物語に価値があると思いますか?
「私は大したことしていないから価値なんてない」
そう思ってしまいますよね
では、こう考えてみてはどうでしょう
100人いれば100通りの物語があります
だからこそ、あなたの物語は隣の人にとっては新鮮であるため、価値がゼロであることはありません
だから、恐れずに一歩踏み出しましょう。あなたの物語は困っている誰かの役に立つはずです
そして、今の時代はなんでも真似されてしまい、モノが溢れているそうです
つまり、クオリティでは差別化できないということ
ですが、どうしても真似できないものが一つあります。それはプロセス(物語)
この記事はこんな人にオススメ!
- 自分の物語に価値はないと思っている人
- 集客したい人
- ファンを作りたい人
- 良好な人間関係を築きたい人
- 幸せな人生を送りたい人
はじめに
僕がこのブログを書くキッカケになった本があります
その本とは尾原和啓さんの『プロセスエコノミー』
まさに僕の考え方と行動を変えてくれたバイブルです
とはいえ
とはいえ、自分は大した経験もしていないし、誰かの役に立つなんて到底思えない
気持ちはすごく分かります
でも、思い出してみてください。友達の悩み相談に乗って、その友達の悩みを解決してあげたことはありませんか?
大なり小なりあると思います。
その解決策はどこから出てきたものですか?
おそらく、その友達の悩みは、以前あなた自信が経験したことだからで、すでに解決済みだったからではないでしょうか
つまり同じ体験をしても僕とあなたでは違った体験になる
生まれ育った環境や関わった人間関係などが異なるからですね
という事は、あなたが当たり前に解決した問題は僕にとって難問である可能性があり、あなたがその問題を解決した物語は僕にとって凄く価値があることなのです。逆もまた然り
どうですか?少しは自分の物語に価値があるかもって思ってきましたか?
でも、まだモヤモヤしているますよね(笑)
そんな皆さんに知ってほしい物語があります。それは、僕の物語です(笑)
皆さんと同じように「自分の物語に価値はない」と思っていた僕が、この本と出会い、どのように変わっていたのかをお話しします
「なんだそんな物語かよ」って思う方もいるかもしれません
ですが、少しでも僕の物語を知ったことで、心のモヤモヤが晴れれば嬉しいです
実体験
なぜこの本を手に取ったのか
この本は近所の本屋で購入しました
僕は、気分が乗らない時や落ち込んでいる時に本屋にいくようにしています
当時、何が理由で気分が乗らなかったのかは覚えていませんが、ふらっと近所の本屋に入ると、おすすめコーナーにこの本が平積みされていました
初めは「プロセスエコノミー?」っと意味がわかりませんでしたが、本を手に取って、タイトルの下に書かれているサブタイトルをみると、一気に引き込まれました
サブタイトルは「あなたの物語が価値になる」です
現代ではSNSなどで、自分の経験談を売り物にしている方を大勢見かけます
僕は、そんな人達を見て羨ましいと思っていましたが、内心「俺は、そんな立派な経験してないからな~」と諦めていました
だからこそ「あなたの物語が価値になる」というサブタイトルに惹かれたのです
もしかしたら「僕の経験も価値になるのかな」と期待をして購入しました(笑)
この本で学んだこと3つ
プロセスの強みは「コピーできない」
昔と比べて今では、モノが溢れていて、どの飲食店に行っても美味しいし、どこの家電メーカーで買っても満足いきます
つまり、クオリティでは差別化が難しくなっているということでしょう
原因の一つは、SNSの普及により情報が容易に手に入るからみたいです
考えてみると、何気なく生活していましたが、外食するにしても「あの店は不味いからやめよう」という感じで選ぶことはないし、家電を買う時もどこのメーカーを選んでも大外れすることはありません
つまり、クオリティは簡単に“マネ“できてしまっているということでしょう
しかし、プロセスは“マネ“することはできないのだと書かれています
確かに、僕が経験したことは他の人は絶対に経験できませんし、他の人の経験を僕が経験することもできません
人間の数だけプロセスがあって、その一つ一つは唯一無二であるということでしょう
人がプロセスに共感するメカニズム
本書では「感情脳」と「論理脳」という言葉が出てきます
人間が行動を起こす時は「論理脳」ではなく「感情脳」に従っているそうです
確かに僕自身も、何か行動しようと思い、理屈や正論を並べても中々行動に踏み切れないことが往々にしてあります
例えば、どんなに正しいことでも、会社の上司から無理やりやらされる仕事は中々身が入らないように(笑)
一方で友達との遊びや趣味は秒で動き出せます
楽しいや悲しい、怒りなどの感情が湧いている時は無意識に行動に移っています
つまりは、理屈や正論で論理脳に訴えるのではなく、ワクワク感などで感情脳に訴えなければいけないということでしょう
ファンの正体
本書では、人はプロセス(物語)に共感し、感動する。その最上級が応援である。と書かれています
僕は元高校球児で、今でも高校野球が大好きで球場まで観戦しに行きます
そしてこの本を読んで僕がなぜ高校野球が好きなのかが分かりました
僕が高校野球に感動するのは「チームが強いから」や「選手が上手いから」ではなく、球児たちの「甲子園に対する想い」や様々な「ドラマ」に対してだということ
つまり、球児たちのプロセス(物語)に感動して、応援したくなっているのだと思います
もう一つ例を出すと、ワンピースの麦わらの一味はプロセスに共感した人たちの一味だと思います
みんながルフィについて行くのは、ルフィが強いからではなく、ルフィの「夢を本気で信じて、仲間を大切にする」ところについて行っている
そして僕たちは、ルフィのプロセスに共感してついていく仲間たちのプロセスに共感や感動をして、すっかりファンになっているのだと思います
実践(行動)したこと
利他の心
この本には、プロセスエコノミーを回すエンジンは「利他の心」と書かれていました
人間の脳みそには「誰かのために行動したい」という利他の行動様式が埋め込まれているそうです
本来、誰かのために行動することはいい事ですが、僕たちはそれを「偽善者」と呼び、行動を抑制させている節があると思います
少なくとも僕はそうでした
しかし、心の奥深くでは「いい事」だと分かっているのです
僕はこの本を読み、利他の心に基づく行動がいかに効果的かがわかったので、偽善者と呼ばれようが「誰かのために行動する」ことにしました
今までは「やった方がいいだろうなぁ」と思いながらも、素通りしていた事から始めました
例えば、道端に落ちているゴミを拾ったり、買い物で貯まったポイントを被災地復興のために募金したりとかです。最初は抵抗がありましたが、2回目、3回目になると抵抗は薄れてきます
自分はどう変われたのか
他人のプロセスを応援したいと思う様になった
今までは、自己中心的な考え方で、他人が何を考えて何をしようが構わないというスタイルでした
しかし「利他の心」を実践し、誰かのために行動することを続けていくうちに、他人のプロセスが見えるようになってきました
例えば、僕の同級生がある企画を立てた時のことです
その内容は「地元の若者を活性化させるために、男女数名を集めて交流する」というものでした
そして僕は、地域のために動く同級生の想いをどうにか叶えてあげたいと思い、一緒に参加者を集め、自分も参加して交流会を盛り上げました
しかし、僕の住む地域では高齢者の割合が非常に多く、若者が極端に少ないため、参加者が集まりません
参加者を集める事や交流会に参加して、いろんなゲームをしたりして盛り上げることは容易なことではありませんでした
でも、応援したかったのです。同級生のプロセスに共感したから
この行動は、昔の僕では考えられません
そして一番の驚きポイントは見返りを求めていないところです
同級生に対して「交流会を手伝ったのだから、何かお礼してくれよ」という気持ちは一切なく、ただ純粋に同級生の想いを叶えてあげたかっただけです
最後に
ジャニーズやBTSなど、世の中でヒットしている全てのものは、消費者である僕たちの「感情脳」を確実に捉えていて、僕たちはその“プロセス“に共感し、熱狂します
このメカニズムは人間の脳の仕組みである以上、普遍的な方法であると思いました
その人のプロセスに共感や感動をして、気がつくと応援している
つまり、ファンはその人の結果のファンではなく、プロセス(物語)のファンになっているということ
この本は、モノづくりやサービスを営んでいる人は勿論、日々の生活がつまらないと感じている人に、是非ともお勧めしたい一冊です
プロセスに共感し、応援することは、人間らしく「幸福度」も上がるため、幸せな人生を送るための方法の一つなのかもしれません
僕の物語が少しでも役に立ち
そして、みなさんの物語が困っている誰かの役に立つことを願っています
ありがとうございました